2019年からCapilano Universityで勉強を始めました。日本の大学は卒業していたので、こちらではPost Graduateという大学を卒業した人向けのプログラムを取りました。
私がとったのはNorth American Business Management (NABU) Applied Post Baccalaureate Diplomaという2年のコースです。外国人向けのコースなのですが、日本人は私以外にいませんでした。南米、インドからの生徒が多かったです。
Capilano Universityのいいところはクラスが少人数なこと。多くても40人程度だったと思います。そのため生徒と先生の距離感が近かったです。ほかの大学に行ったことはないのですが、SFUとUBCははるかに大きい大学で、先生の1人がCapilano Universityのクラスの何倍もある教室で授業をしていると言っていました。
さてさてこちらの大学は日本の大学と大きく違います。まずは課題の多さ。本当に異常でした(笑) 毎週のように課題が出るのでこなすだけでも一苦労。さらには多くの課題がグループプロジェクトだったのでチームメンバーと授業外で会ったり、オンラインでミーティングをしたり。日本の大学生をイメージしていくとえらいことになります←なった人
参考までに私がとったクラスの一覧です。
必須科目
- Communication for International Learners: 英文法や英語でのビジネスメール・レポート・ビジネス案の書き方など。先生がユーモアに富んでて面白かった。
- Leadership & Teams: グループやプロジェクトのリーダーとしてどのように行動すべきかなど。1番最初のクラスで4~5人のグループを作ってそのグループで最初から最後まで課題を行う。ビデオを作成したり、プレゼンテーションに必須でアクティビティーを入れたりとクリエイティブなクラスでした。
- Cross Border HR Management: Human Resourcesという会社でいう総務部・人事部が担当する分野のことを学びました。3つのグループプロジェクトがありました。最後は新しく会社に入る人のためのオリエンテーションブックの作成で、先生の知り合いのHR関係の方が来てその人たちにプレゼンをしました。先生の実体験の話が面白すぎた。
- Project Management: どのようにプロジェクトを運営していくかを学ぶクラス。このクラスの先生が大好きでした!Final Examの代わりにグループで一つ新しいビジネスを考えて、それをクラスでプレゼンしました。
- Law & Business Communications: なぜか法律と英語の授業が1つのクラスになっていました。謎!各90分弱の授業だったので法律のほうは特に深くは勉強できていないと思います。本当にさわりだけ。でも先生が面白くて好きでした(笑) ビジネスコミュニケーションはCommunication for International Learnersの復習的な感じでした。
- Financial Management: 会計!必須で会計電卓を買わなくてはいけません。私はamazonで買いました(笑)会計電卓の使い方を覚えるのが大変で、授業の合間に図書館で勉強してました。課題はほとんどなかったのですがテストが3回ありました。ハード!ただ先生はもとInternational Studentだったので相談には親身になってのってくれました。何回か先生の部屋に質問に行きましたが毎回丁寧に答えてくれました。
- Strategic Management: ビジネスの経営理論的なことを勉強しました。これも覚えることが多くて大変でした。。。加えて、グループでビジネスシュミレーションを運営しなくてはいけなかったのですが、毎週のように何にいくらかけるか、いくら銀行からお金を借りるかなどチームで決めなくてはならず。最後のテストの代わりにそのシュミレーションの過程・結果のレポート&プレゼンをしました。ちなみ毎週の運営管理の決定に2時間くらいチームで話し合ってました。私はチームメンバーに恵まれていたので倒産せずに運営できました(笑)私の中で一番大変だったクラス。
- North American Business Policy & Strategy: Onlineだったせいか、あんまり何かを学んだ!っていう感じがしていないクラス(笑) 授業もほとんどなく、毎週課題を出して終わりでした。課題の多くはケーススタディーでStrategic Managementのクラスで学んだことを使って解けというものでした。グループ課題が2つあり、そのうちの1つがケーススタディー、もう1つがビジネスを考えてそのためのプランをプレゼンするというものでした。
選択クラス
- Negotiation Skills: 交渉術について学ぶ授業。教科書の英語が少し古臭くて読むのがすごく大変でした。。毎回授業で1つ習ったことを使いながらクラスメートとネゴシエーションしました。自分の意見を押すことが苦手だったので取ったクラスだったのですが、交渉は押すだけじゃないんだなとわかって取ってよかったなと思うクラスの一つ。
- Digital Marketing: Marketingに興味があって取ったクラス。最後のプレゼンではローカルビジネスのMarketing Planをグループで作りました。個人課題も多く、そのうちの一つでGoogle Ads SearchのCertificateをとりました。
- Marketing Strategies & Decisions: 課題がめちゃめちゃ多くて大変でした!夏季に取ったのもきっと悪かったんだと思います。。1週間に2個課題があったりしてあたふたしてました。先生はマーケティングコンサルトの会社を運営されてる知識の豊富な方で、もっとこの先生のクラスがとりたかった!
このアカデミックパートとは別にPracticumという職業体験があります。これは全部で半年間になります。大学が提携している会社が仕事探しを手伝ってくれます。ただしunpaid、 お給料はなしです。お給料ありでpracticumの期間働きたいのであれば自力で見つける必要があります。私はunpaidで働いていますが、目的が”経験を得ること”なのでバイトを並行でしています。日本でやってきたことと異なる仕事をしようとすると一番ネックになるのが”経験”なのですが、それを得られるいい機会だと思います。
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